Quartz Watch Movementsクオーツウオッチムーブメント
クリーンルーム内の自動組み立てライン
アナログクオーツウオッチムーブメントの製造工程では、高速で一度に大量に加工可能な プレス機、金属とプラスチックを自在に加工できる射出成形機などを駆使しています。これらは独自に調整している専用機器で、高効率かつ高精度に部品を量産することができ、非常に小さく複雑な部品であっても自社製造を可能にしています。クリーンルーム内の組立作業工程では、各部の組立(IC、コイルプロック、水晶などの実装)、精度の調整、検査(ビジョンスシテム)など、高度なプログラムを持ったロボットによりウオッチムーブメントが組み立てられています。創業以来培ってきた製造のノウハウと、ロボットなどの最新技術。この融合が、精度と生産性の両立を実現しています。
プラスチック部品の射出成形機
プラスチックパーツ
精密金属部品のプレス工程
金属パーツ
フープメッキ装置
三次元測定
大量に加工可能なプレス機
ムーブメント
コイルの巻線
水晶の実装
ビジョンシステムによる検査
完成したムーブメント
高い精度基準
1998年に制定された「新グランドセイコー規格」は、スイス・クロノメーター規格よりも高い精度基準で設定されています。
さらに「新グランドセイコー規格」を越える「グランドセイコースペシャル(GSS)規格」は、熟練の時計師が通常の機械式時計よりも何倍も時間をかけてようやく到達できる平均日差+4秒~-2秒の特別な規格です。
グランドセイコー規格検定試験
9Sメカニカルは、17日間におよぶ厳格な規格に基づく独自の検定試験をクリアしなければなりません。
6方向の姿勢差、3段階の温度で設定したさまざまな条件下において、時間の進みや遅れ(日差)が基準値内に収まるよう調整し、高い品質を提供しているのです。
お客様目線での品質保証
出荷前検査
JAPAN MADE 高品質な製品への自信と誇り
完成したアナログクオーツムーブメントは、自動化された高度な検査システムで、厳しい品質検査を受けます。
「お客様ひとりひとりのために、丹精込めて高品質を作り込んでいく」――これは会社誕生以来、今も変わらない盛岡セイコー工業のポリシーです。
インラインでの電気的特性検査
三次元測定