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ビオトープ「わくわくトープ」にて2回目の昆虫調査を実施
水辺の生物に子どもたちも興味津々

2023.4.22

昆虫調査 風景

4月22日、盛岡セイコー工業株式会社(代表取締役社長:加藤 幸則、本社:岩手県岩手郡雫石町、以下「盛岡セイコー工業」)は、公立大学法人 岩手県立大学(学長:鈴木 厚人、岩手県滝沢市巣子)、昆虫の専門家の方との協働で、会社敷地内のビオトープ「わくわくトープ」の昆虫調査を実施しました。

昨年8月にわくわくトープを開設して以来2回目となる今回の調査には従業員の子どもたちも参加、一緒に昆虫を採集し、生態系の変化を確認しました。

調査は、池の中に水辺の昆虫を捕獲するトラップを沈めるところから始まります。トラップに昆虫が入るのを待つ間、専門家の方から「水の中の虫を捕まえるときは、水が流れているか、流れていないか、底に落ち葉がたまっているか、砂が見えるかというように、虫がどういうところにいるか観察してみてください。私たちみたいな大人より、子どものあなたたちのほうがぐっと虫に近づけますから、がんばって」とアドバイスを受けた子どもたちは、水辺を中心に網を使った採集にも挑戦しました。網にはマツモムシ、ゲンゴロウといった水生昆虫の他にオタマジャクシもたくさん入り、子どもたちの歓声が上がりました。水辺以外の草むらや樹木の周辺も探しましたが、残念ながら、他の昆虫は全く採集することができませんでした。

最後にトラップを引き上げて生息種を記録したところ、前回はほとんど見つからなかった、落ち葉や藻などの植物を餌とする(カゲロウやトビケラといった)草食性の水生昆虫が確認されました。この結果は、わくわくトープの中で生態系が構築され、物質循環が形成されていることを示しています。

盛岡セイコー工業は、わくわくトープの成長を子どもたちへの環境教育にも活用し、生物多様性保全の重要性を楽しく伝えることを目指します。

池の中へトラップを仕掛ける池の中へトラップを仕掛ける

池の中へトラップを仕掛ける池の中へトラップを仕掛ける

専門家の方による解説専門家の方による解説

観察し終えた水生生物を逃がす観察し終えた水生生物を逃がす

【この件に関するお問い合わせ先】

盛岡セイコー工業株式会社
〒020-0596 岩手県岩手郡雫石町板橋61-1
SDGs推進部 MVP推進課
TEL: 019-692-3511(代表)
FAX: 019-692-1170
お問い合わせフォーム:https://krs.bz/sii/m/msi_inquiry_jp

以上

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