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『自然観察会』を開催、生物多様性の更なる向上を目指す

2022.2.16

『自然観察会』の様子『自然観察会』の様子

盛岡セイコー工業株式会社(代表取締役社長:林 義明、本社:岩手県岩手郡雫石町、以下盛岡セイコー工業)とセイコーホールディングス株式会社(代表取締役会長 兼 グループCEO 兼 グループCCO: 服部真二、東京都中央区)は2月1日に生物多様性活動の一環として『自然観察会』を開催しました。
自然観察会は生物多様性に関する知識や技術習得のため、毎年開催している社内イベントです。10回目となる今回は、新型コロナウィルスの感染拡大により、昨年に続いてリモートでの開催となりましたが、社内外から34名が参加し実施いたしました。

今回は盛岡セイコー工業と岩手県内や首都圏のグループ会社、更に雫石町役場をwebで繋ぎ、リモートで参加頂きました。そして専門家の方々は宮城、東京からリモートでご指導を頂きました。この様に現地にいる受講者に対して、講師がリモートで教育を行う形態の自然観察会は非常に珍しく、他にも事例が殆どないとの事です。

初めての冬季開催となった今回は「敷地内で観察された動物と生物多様性の関わりについて」「冬のいきもの(主に植物、昆虫)の観察」をテーマとし、専門家による講義と冬の森林の観察(web中継)及び解説でプログラムを構成しました。

盛岡セイコー工業では2020年からセンサー自動撮影カメラを用いて、敷地内の森林の各所で動物のモニタリングを続けており、その結果と生物多様性との関りを専門家に解説して頂きました。また、屋外観察では雪のある岩手の冬ならではのプログラムとして、アニマルトラッキング(動物の足跡から生態を探る手法)や、寒さと雪の中でも春の準備を進める植物や昆虫たちの様子を観察、それぞれのいきものの特徴や冬を越えるための戦略なども解説して頂きました。

今回は、普段見ることが難しいタヌキやノウサギ、ニホンカモシカ等、多くの野生動物が、敷地内で見られる事を確認、共有しました。そしてこれらの動物たちが頻繁に見られる様になった事は動物の生息環境が向上、つまり生物多様性が向上している事の証拠と言えます。

盛岡セイコー工業は今後も『自然観察会』を継続し、更なる生物多様性の向上を目指すと共に、活動の積極的な発信を行い、世界的に危機的状況である生物多様性保全の重要性を伝えて行きます。

鳥の餌台で撮影されたニホンリス鳥の餌台で撮影されたニホンリス鳥の餌台で撮影されたニホンリス

雪上に残された足跡から動物を同定雪上に残された足跡から動物を同定

カラマツの冬芽の解説カラマツの冬芽の解説

インセクトホテルで越冬する昆虫の観察インセクトホテルで越冬する昆虫の観察インセクトホテルで越冬する昆虫の観察

【この件に関するお問い合わせ先】

盛岡セイコ-工業(株)
〒020-0596 岩手県岩手郡雫石町板橋61-1
担当:総務部 村里
Tel:019-692-3511(代表)
Fax:019-692-1170
Webサイト:https://www.morioka-seiko.co.jp

以上

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